何が君の幸せ?

一年前、嫁の祖母が倒れた。危篤状態から奇跡的に生還したが、ボケてしまった。
彼女を見舞いに行くたびに、人間の幸せというものを考えさせられる。
身体を悪くし、知恵を失い、記憶すら消え去ろうとしている時、それでも残っているものがある。確かに、存在する。
それがきっと、幸福の鍵だ。


私は、何を残せるだろうか。
嫁の祖母のように、静かで深い愛情を、傍にいる誰かの心に残せるだろうか?


7つの習慣によれば、成功の一番の前提は、確かな自己、主体性を持つことだ。
主体性を持つためには、自分がどうしたいのかを分かっていなければならない。
私には、それがまだ良く分からない。
「やりたいことなんてのは仕事をしながら見えてくるものだから、自分探しでフリーターになんかなるなよ」という予備校の先生の言葉にすがってもう少し様子を見るしかない。
だがもしかしたら、「嗜好」の前に「決断」があるのかも知れない。一貫性を貫きたいという本能が、決めたことを好きなことにしてしまうのだ。
ピカチュウ君に決めた!」
ああいう風にスパッと決め手みたい。

おたるワインのせいでもうめちゃくちゃだ。