人生の短さについて

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

しかし、われわれは短い時間を持っているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、もっとも偉大なことも完成できるほど豊富に与えられている。けれども放蕩や怠惰のなかに消えてなくなるとか、どんな善いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気づかされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでに過ぎ去っていることである P9

・・・その通りだ。ぐうの音も出ない。
「人生は短い→大事に使えよ」を想像してたのだが、
「人生は十分長い→短いのは使い方が悪いんだ」だった。
同じことのようでもあるが、後者の言い方の方が希望が持てる。