哲学の教科書

哲学の教科書 (講談社学術文庫)

哲学の教科書 (講談社学術文庫)

哲学史の教科書ではない。哲学とは何かという「実感」に導いてくれる本。
 (大学で哲学を学びたいと思っている高校生は必読)
 

・読んでいると様々な考えが膨らみ、読むのを忘れてしまう。


・読みながら感極まって3回くらい泣いた(しかも電車で)。


・私がいつか死ぬことから目を逸らさないこと。

脳を活かす勉強法

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

著者自身の勉強方を紹介し、著者の専門である脳の働きという観点から説明を加えるという内容。
感情は脳の科学的な働きの産物に過ぎないから、コントロール出来る余地がある。こういった考え方自体は最近読んだパフォーマンスマネジメントと同じだが、理論の紹介が先に立つのではなく、著者の人生観や実体験が先にあって、理屈付けや一般化はその後という構成なので、脳のうんちくはおまけみたいな感じ。


苦手なことも、分析して対策を打つことで克服できる。むしろ得意分野に変えてしまえる。というポジティブな姿勢にとても好感を持った。

迷い。或はただののろけ。

公認会計士試験に挑戦することについてまだ踏ん切りがつかないでいる。勉強することに迷いはないのだが、取り組み方と、その後の身の振り方を考えていると混乱してくる。合格者が増えたとはいえ超難関資格。仕事を続けながらなんて程度の覚悟で合格できるのか?正直言って不安だ。それに、万一受かったら一度今の会社を辞めて監査法人に入ると思う。3次試験をクリアして、それから古巣に戻る。え、本当に?
不安を放置していると、自分は本当にやりたいと思っているのだろうか?という所まで思考が逃げ込んでしまう。


で、そういうことを色々と嫁と話した。彼女は、アドバイスというか、この件に関する彼女のスタンスを話してくれた。
改めて、この人すごいやと思った。
彼女には、この本も

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

この本も
ビジョナリー・ピープル

ビジョナリー・ピープル

全然必要無いみたいだ。


彼女は、知っていた。感性に反する生き方では幸せにはなれないこと。
そして、従うべき自分の感性は一朝一夕には手に入らないこと。


まだ迷いが全て晴れた訳ではないけど、もう大丈夫。
困った時は家族に相談する。

今年、年齢が足のサイズを超える


特に意味は無い。そう気がついただけ。



ムーン・パレス (新潮文庫)

ムーン・パレス (新潮文庫)

他で買って読んだ後にヴィレッジバンガードで平積みされているのを見かけたのだが、ポップにあった言葉が印象的だった。


「ムーンパレスを読まずに、大人になんてなれない」


同感。

パフォーマンスマネジメント

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学

強化の話は大学の授業で聞いていた。読んで思い出した。
フィードバックがすぐに得られる行動は、強化または弱化されやすい。
逆に言うと、フィードバック出来る仕組みを作れば、特定の行動を意識的に強化できる。。のか?ちょっと試してみる。


あと、「個人攻撃の罠」の話を覚えておく。
問題を(自分を含めた)人間に結びつけないことで、世界がシンプルになる。

人生の短さについて

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

しかし、われわれは短い時間を持っているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、もっとも偉大なことも完成できるほど豊富に与えられている。けれども放蕩や怠惰のなかに消えてなくなるとか、どんな善いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気づかされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでに過ぎ去っていることである P9

・・・その通りだ。ぐうの音も出ない。
「人生は短い→大事に使えよ」を想像してたのだが、
「人生は十分長い→短いのは使い方が悪いんだ」だった。
同じことのようでもあるが、後者の言い方の方が希望が持てる。

ニューロマンサー

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

正月は、SF。
攻殻機動隊の元ネタという余計な予備知識があったので、本文中に「素子」という言葉が出てくると、どうしても「もとこ」と読んでしまう。